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ふと思ったんだが、ウルトラセブンというのはどうしてあれほど辛い仕打ちをうけなくてはならないのだろうか。
思い出して欲しい、ガッツ星人に捕まって処刑されそうになった時、彼を助けたのは人間だった。
故郷のウルトラ戦士はなにをしていたのだろう。
ウルトラマンの危機にはゾフィー隊長が助けにきたし、後のタロウではウルトラ兄弟全員に父母、おまけにキング(祖父?)まで助けにくるというのに、セブンは孤独である。
そして、一人で散々戦いつづけた挙句に最終回では過労死寸前、もちろん誰も助けに来ない。
それだけではない、 後に現れるウルトラマンレオでは、1話でセブンがいきなり戦っているのだ。
つまり、タロウが帰ったあとでまた地球に赴任しているのである。
そして、その戦いで怪我をしたというのに故郷に帰してもらえず、杖をつきながら地球で働きつづけるはめになる。
いったい、何故彼はそこまで追い詰められねばならないのだろうか。
私はその理由の一つはタロウにあると思っている。
実をいうと、ウルトラ兄弟というのはウルトラの父のもとにあつまったウルトラ戦士の総称であり、セブンもその一人なのだが、タロウだけは少し趣が違う。
彼は兄弟の中でただひとりウルトラの父とウルトラの母の間に生まれた子供ということになっているのだ。
が、ここでよく考えてみて欲しい。
ウルトラマンタロウの、あの目元、胸のジャラジャラ、頭の板の横の溝…誰かに似ていないだろうか。
そう、ウルトラセブンにそっくりなのである。
成長したらアイスラッガーが打てるようになることは想像にかたくない。
ここで一つの仮説が浮かびあがる。
実は、タロウはセブンの子供なのではないか?
もちろん母親はウルトラの母なのだろうが、父親がセブン…ということは、タロウはウルトラの母とセブンの間に生まれ落ちた不倫の子ということになる。
それならセブンへの仕打ちも説明がつく。
彼は、上司の妻と関係を持ち、あまつさえ子供まで作ってしまったのだ。
タロウが生まれたとき、ウルトラの父はどんな気持ちで『息子』と対面したのだろうか。
赤ん坊はかわいかったのだろうが、その顔は自分の部下にそっくりなのである。
ウルトラの父がセブンを左遷するのも無理がなかろう。
ビームで焼き殺さなかったのがせめてもの仏心ともいえる。
それでも『生まれた子供に罪は無い』ということなのだろう、ウルトラの父は、 タロウを愛し、過保護なくらい大切に育て上げた。
彼こそ、ウルトラ世界の『父』であり、『漢』の一文字は彼のためにあると言っても過言ではあるまい。
それに引き換え、左遷先で人間の女にうつつを抜かすセブンの愚かしいこと。
レオの時も、きっと何かやらかしたせいに違いない。
2001年5月25日
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