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プロフィールにもあるとおり私の誕生日は1971年の元旦で、もうすぐ三十路を迎えさせていただく予定なんだが、そんな話をするとよく「じゃぁ誕生日とクリスマスと一緒にプレゼントされたりする?」などと聞かれたりする。
よく考えてみるとクリスマスに何かもらったという記憶がないから、たしかにそのとおりかもしれないんだが、 実は鈴木家(ウチだ)ではもっと恐ろしいことが行われていたのだった。
小学生の頃だったんだが、あるクリスマスの日、冷蔵庫にケーキが2つ入っていた。
クリスマスにはいつもケーキを買っていたのは確かなんだが、大体は食べきれないのが常で、狭い冷蔵庫に大きなケーキが2つも入っているのは、子供心にも不思議だった。
もちろん好奇心旺盛な少年は母に理由を聞くのだが、内緒だと言って教えてくれなかった。
そしてその夜あけられた箱は一つだけ。
一つはまだ冷蔵庫で眠っていた。
次の日も、そのまた次の日もクリスマスケーキは冷蔵庫に眠っていた。
そして、いつしかクリスマスケーキの姿は冷蔵庫内部の風景の一部となり、さして気にならなくなっていったのだが、その頃になってケーキが冷蔵庫から出される日が来た。
それは元旦・・・私の誕生日であった。
かくして鈴木家では、大事な長男の誕生日に1週間前のケーキが出された(角が乾いてちょっと透き通っていたのが感動的だった)のだが、しっかりと食べてしまったのは若さゆえであろうか。
もちろん食べ盛りだった事もあるが、すっぱい味噌汁を平気で出す家庭に育ってしまったために、細菌学的に丈夫な消化器官を手に入れていたことも、その一因と言えよう。
母さん、丈夫に育ててくれてありがとう(涙)。
2000年12月25日
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